HPMCの水分保持
2022-12-28 09:19水分保持効果HPMCHPMC の保水性は、路盤の吸水率、モルタルの組成、モルタル層の厚さ、モルタルの水分要求量、硬化材の硬化時間によって異なります。HPMC 自体の保水性は、HPMC 自体の溶解性と脱水性によって決まります。
セルロース分子鎖には水和力が強いOH基が多数含まれていますが、セルロース構造が高度に結晶化しているため、セルロース分子鎖自体は水に溶けないことはよく知られています。水酸基のみの水和力は、分子間の強い水素結合とファンデルワールス力を補うのに十分ではありません。そのため、膨張するだけで水に溶けません。分子鎖に置換基が導入されると、置換基が水素鎖を破壊するだけでなく、隣接する鎖の間に置換基がくさび形に挟まれることで鎖間の水素結合も破壊されます。置換基が大きいほど、分子間の距離が大きくなります。
水素結合破壊効果が大きいほど、セルロース格子が膨張した後に溶液が入り込み、HPMCモルタルの保水性に影響を与える要因としては、HPMCの粘度、HPMC添加量、粒子の細かさ、使用温度などにより異なります。
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